(独断と偏見) 自分的アイドルMVベスト5 2018

 

 

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2018年もあと数日となりました。

今回は今年自分が見てきたアイドルのミュージックビデオの中でも特に印象に残ったもの5つを紹介したいと思います。

題して

『(独断と偏見) 自分的アイドルMVベスト5 2018』

です!!

 

ちなみに今年(2018年1月から12月)のアイドルMVに関していうと下のリンクに月ごとのアイドルMVをまとめています。

当然取りこぼしはあると思いますが、参考までに現時点で最低でも2018年のアイドルMVは合計851曲ありました。

新曲アイドル楽曲 2018年1月,アイドルソング,Japanese idol song (35曲)

新曲アイドル楽曲 2018年2月,アイドルソング,Japanese Idol Song 61曲)

新曲アイドル楽曲 2018年3月,アイドルソング,Japanese idol song (79曲)

新曲アイドル楽曲 2018年4月,アイドルソング,Japanese idol song (79曲)

新曲アイドル楽曲 2018年5月,アイドルソング,Japanese idol song (69曲)

新曲アイドル楽曲 2018年6月,アイドルソング,Japanese idol song(77曲)

新曲アイドル楽曲 2018年7月,アイドルソング,Japanese idol song (64曲)

新曲アイドル楽曲 2018年8月,アイドルソング,Japanese idol song (74曲)

新曲アイドル楽曲 2018年9月,アイドルソング,Japanese Idol Songs (75曲)

新曲アイドル楽曲 2018年10月,アイドルソング,Japanese idol song (87曲)

新曲アイドル楽曲 2018年11月,アイドルソング,Japanese idol song (76曲)

新曲アイドル楽曲 2018年12月,アイドルソング,Japanese idol song (75曲)

 

 

それでは早速いきましょう!

 

 

 

「リフレクト」 Shine Fine Movement

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監督:中川大地

ロケ地:マイタワーレジデンス(新宿)

 

中川大地監督は同グループのルミナスも監督されています。

ルミナス / Shine Fine Movement(シャインファインムーブメント) - YouTube

 

ロケ地は代ゼミビルやNTTビルなど他のビルの位置関係から新宿のマイタワーレジデンスであると考えられます。

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前半部分と後半部分の撮影場所の明暗のギャップがMVにものすごくふり幅を持たせているのが印象的です。前半は室内。しかし後半には駐車場のような場所から一転、青空の元で広々と歌い踊る姿は必見です。

 

作曲者である多田慎也さんの曲がグループのもともと持っている雰囲気に非常に合っていると感じます。オーケストラを聴いているような豪華で多様な音も良いですね。

 

曲自体には、リフレクト=「反射」ということで逆境を跳ね返すようなメッセージが込められており、最後のビルの屋上部分でのダンスなどはそれらをしっかりと表現されています。

 

下に貼ってあるのはMVのメイキング映像になります。しっかり映像にもこだわっている姿勢が伝わりますね。

ピエロの正体もこちらで分かります。

「リフレクト」Music Video Making / Shine Fine Movement(シャインファインムーブメント) - YouTube

 

 

 

①まずは薄暗い駐車場。照明は少数の電気と背後のライトのみ。

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②徐々に黄色味を帯びた光が強くなっていく。衣装に映える。

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③階段を駆け上がるメンバーとそれを後押しするような下からの黄色い光。

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 ④メンバーが手を合わせる先に天に向かう眩しい光。

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⑤最後は青空の元、ビルの屋上でのびのびと歌い踊るメンバー達。

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ヒューリスティック・シティ」フィロソフィーのダンス

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監督:杉山弘樹、北谷祥大

ロケ地:清里高原 廃墟 清里駅前(山梨)、新宿

 

前半のロケ地は清里高原、後半は新宿の目やスバルビル前となっています。

私は当時のことは分かりませんが清里高原はバブル時代に清里ブームという名で流行っていたようですね。ここではその場所をロケ地に使うことでMVとして次の時代に残そうとしています。

matome.naver.jp

 

 

後半部分は新宿が舞台です。欅坂やBiSHなどメジャーなグループが渋谷で撮ることは多いのですが、なかなか新宿の街をロケ地にするのは珍しいように感じます。

 

スバルビルの解体や新宿の目などこの時代を象徴させる場所で踊り、また、

時折出てくるフィルム撮影の写真やブラウン管のテレビなど懐かしくもあり寂しくもありますね。

 

平成というこの時代の最後にふさわしいMVだと思いますし。今だからこそ撮れる映像だからこそ残す価値があるのだと感じます。

 

「人はいつもどおり 当たり前のように ぜんぶは連続だってふりをしてる まだ次の名前だって 知らないけど、いいの」の歌詞は間違いなく平成の終わりと新しい時代の始まりに対しての歌詞ですね。

 

衣装も洗礼され前作のMVから更に一皮向けたフィロソフィーのダンスが見られるところも注目です。

 

 

①ブラウン管テレビやゲームボーイ、音楽プレーヤー、スケートボードなどのひと昔前の要素。ブラウン管テレビにはメンバーを映しMVの中にMVを表現。

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②意図的?企業名のパロマスペイン語でハトという意味であり、平和の象徴。

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③新宿の目やスバルビル。一昔前に流行った場所。待ち合わせ場所などにも利用されていたが、スバルビルは解体となる。

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 「The Reason」我儘ラキア 

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監督:不明

ロケ地:海の時空館(大阪)

 

4人体制になっての初めてのMVです。

鉄筋コンクリートの建物をロケ地に指定し夜に撮影したこちらのMVは背景の情報量が極力押さえられている分本人達の出で立ちと歌がすごく引き立っています。また、背景が無彩色である分、時々映る工場の夜景も印象的に映えます。

 

歌詞については右に縦に表示させ、英語の歌詞の部分はあえて日本語訳に直して表示しています。

 

 

①歴代衣装の演出もあり、各衣装場面ごとに関係の深いメンバーが登場します。4期の部分では今の4人で踊るマネキンの肩に手を置くシルエットに強い決意を感じます。

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②最初と最後のカットは意図的に似た構図になっていますが、最初のカットと比べ最後のカットは色付けされています。ライトアップされた赤い木も綺麗です。

最初のカット

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 最後のカット

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「HAPPY HAPPY TOMORROW」真っ白なキャンバス

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監督:不明

ロケ地:不明

 

これは自分が楽曲大賞で1位に投票した曲です。もちろんMVも素晴らしいので見てもらいたいです。

海外の庭を思わせるロケ地が選ばれており、おしゃれな雰囲気が引き立っています。また、「HAPPY HAPPY TOMORROW」という曲名のように、明るい明日に向けての歌として最大限に明るいMVになっているのではないでしょうか。

 

元々グループの他の楽曲とは雰囲気も異なるため、MVの世界でも現実ではない夢の中という設定になっているようです。

主要メンバー脱退をうけて以降しばらくこの曲は歌われてきませんでした。どうしても曲の雰囲気がメンバー脱退直後の彼女達には合わなかったようです。

ですが先日ようやくライブで披露されました。その日はクリスマスの前日だったようで、曲の雰囲気と時期とがばっちりと合った解禁でした。

 

 

①眠りについた所から始まり、直後に楽しそうにダンスをするメンバーのカットへ。

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3:40辺りのダンスはメンバーの鈴木えまさんのダンスに注目です。このような動きが逆に彼女にハマってしまう原因です。

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卒業された立花悠子さんは明るい毎日を過ごされているでしょうか!?

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「消えない」赤い公園

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監督:頃安祐良

ロケ地:瀬戸内海、東京

 

あら?と思われた方もいると思います。そうですね。

厳密に言えばアイドルのMVではないです。ですが、元アイドルネッサンス石野理子さんがグループ解散後加わったということで大変話題となり、MVも良かったためここで紹介させていただきます。

 

ロケ地は広島在住の石野理子瀬戸内海、赤い公園のメンバーの3人は東京拠点なので東京です。

 

終始2画面構成となっていますが、アイドル畑で活動してから参加する石野理子さんとバンド側として迎え入れる赤い公園の姿が対照的に作られています。おそらく、宇宙のカットで違いが分かりやすいよう二画面構成の背景を白くおり、その影響で全体の雰囲気も他のMVと異なります。

 

石野理子さん合流後の最初のMVとしては最高の出来上がりだと思います。

紙飛行機の演出や、ドラムに映る理子さん、衣服を脱ぎ捨てる赤い公園。交差する2つの思いとそれを流れ星として表現している所もよいですね。

 

石野理子さんのサビのダンスは逆再生もされていることで独特の動きを表現できています。そして今回MVでは強く腕を回す仕草や、「声を荒げる」「見ちゃいけない」「消さない」といった歌詞からイメージされたと思われる振付が多く見られます。

 

①対面する両者、しかし場所は離れている。

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②異なる表現として、左は元アイドルの激しいダンス、右はバンド側としての激しい演奏を互いに見せる。

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③互いを星に見立てて、歩み寄るメンバー達。

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④バンド側は衣装を脱ぎ捨て、右側には石野さんのかすかな顔。ここで初めて二画面の要素が交差する。

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最後には右から左に飛んでいく紙飛行機が互いの場所と時間をつなぎ合わせる。

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【番外編1】攻めてるMV 2018

 「夢」Maison book girl 

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監督:suzzken

こちらは”夢”を曲のテーマとして扱っています。このような独特の切り口はまさしくブクガらしいともとれます。

寝ている時の脳波で曲が構成されていて、映像に関しては起きている時の画像を見た反応の脳波で構成されたらしく、2つは別の話のようです。

 

解説が難しいのですが、詳しいことはこちらに書かれております。参考にどうぞ。笑

otokake.com

 

 

①細かいことは気にせず和田輪さんがやっぱり寝るときは眼鏡外すということがファンの中では注目ポイントだったようです。笑

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②上下の黒いマスクをまぶたの動きに合わせる形にしているなどの細かいこだわりも。

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 ③このMV公開は深夜で、世界観に沿った公開でした。途中までだとMVの内容は理解できません。最後に数秒挿入される4枚のカットで謎が解けるという構成です。

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 眉村ちあき「ブラボー」

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監督:松浦本

 

こちらも監督は 眉村ちあき「東京留守番電話ップ」の松浦本さんです。

眉村ちあき「東京留守番電話ップ」 - YouTube

 

こちらのブラボーは眉村ちあきさんがトイズファクトリーと契約後初めて出した楽曲であり、MVも更に眉村節が効いているのではないかと思います。

 

眉村さんはこの「ブラボー」をドラマや映画の主題歌にしたがっていたようですが、オファーがないなら作ればいいじゃないの精神で本当に主題歌にしてしまったようです。

 

全体として10分弱もあるMVでどんな物かと見始めるといきなり物語が始まる仕様です。そこからストーリーにそって眉村さんのこれまでの楽曲を振り返りもできるという流れ。まだかまだかと待っていると肝心のブラボーはまさかのエンディングに使用されます。まさにブラボーですね笑

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MV中に挿入される曲は「ビバ☆青春☆カメ☆トマト」「FUKUOKA」「ナックルセンス」「ピュア」であり、これらは全曲、2019年1月9日に発売されるアルバム『ぎっしり歯ぐき』に収録されています。MVの公開と発売するアルバムのトレイラーとしての役割も兼ねているわけです。

眉村ちあき New Album「ぎっしり歯ぐき」Trailer - YouTube

 

 

また、アイドル三十六房 2018年R-グランプリでも1位をとった界隈で話題の曲「幻想シャーロット」の歌詞に出てくる”そういえばもうあの段ボールに入れた6ページの絵本見つかったかな”の絵本がまさにこの「魔女マーティーと動く竜宮城」のお話のようです。

 【MV】MAYUKAO(眉村ちあき×LiLii Kaona)『幻想シャーロット』 - YouTube

 

 

①七変化する眉村さんにも注目です。6ページの絵本はこちらの6人にかけているのですかね。

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②「この番組はトイズファクトリーの提供でお送りしました」という終わり方に、しっかり良い大人に囲まれ、良い環境が整い出した彼女のこれからの活躍が期待できます。

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【番外編2】まぁとりあえず黙って見て欲しいMV 3選

 

MVの構成や曲などあれこれ言う前に”可愛い”と言う要素がアイドルMVの醍醐味です。

今回12月になって3曲新しく良さそうなMVを見つけたので紹介します。

今はまだ出来たばかりであったり、知名度も高くはありませんが伸び代をものすごく感じたため載せておきます。もちろん曲も良いです。

 

 「世界中みんな恋をする日」MERUCHU

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 「DASH!!」めっちゃ輝き隊!!

youtu.be

 

「アンノウンプラネット」群青の世界

youtu.be

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

アイドルの楽曲にはアイドル楽曲大賞といわれるイベントがありますが、MVについてはありません。

それはMVが楽曲を含めての総合的な表現方法であるから評価が難しい為だと考えられます。

ライブ映像も沢山見られる時代になりましたが、自分は各アイドルの色を最大限に引き出せるのがMVの良さだと思っています。

ライブではどうしても背景が画一的になってしまうのもその理由でしょうか。

 

 

なのはともあれ、来年はどんなMVに巡り会えるのか!わくわくが止まりませんね!

 

 

 

 

meijii.hatenadiary.jp