TIF2021の感想とサンダルテレフォン

f:id:meijii:20211003071927j:plain

 

今年のTIFは元々1日目と2日目に行く予定でしたが台風の影響で1日目が中止となってしまったので2日目のみの参加となりました。

回り方としてはこんな感じ↓

f:id:meijii:20211003071308j:plain

去年は配信のみのTIFだったので比べられないですが一昨年までのTIFと比べると各会場の行き来がほとんど無くて自分のオタクとしての変化とTIFの変化両方を感じました。特にこうして振り返ると今年はスカイステージとドールファクトリー以外ほぼ見てませんね笑

 

理由としては各会場間の入場にものすごく時間がかかってしまった、これに尽きると思います。グループの大小関係なくどこに入るにも基本並ぶ&入ったら動けない、この制限がある為色々会場を行き来するメリットはそこまでない気がしました。

 

事前に決めていた回り方を変更した部分もあるのでそういう意味では例年のTIFのような見たいところを洗いざらい見るというより、絶対に見たいグループを中心に知らないグループもしっかり見れたTIFだったかなと思います。

 

個人的に印象に残ったグループ、目当てのところ以外で3組だけ上げるとしたら

 

littlemore.

空想モーメントL+

QUEENS

 

ですかね。まず、littlemore.に関しては曲がキャッチーで振りも真似しやすく、しっかりアイドルだなという見やすさがありました。特に初恋Loversの琴線に触れる感じのエモ優しいメロディー、良いですよね。

 

littlemore. 初恋Lovers【MV】 - YouTube

 

 

 

空想モーメントL+に関しては感無量というか掛けてきた時間の長さとスカイステージに込める意気込みが心にきました。地方のグループがこのイベントに出るハードルの高さは信じられないほど高くて、年々それが顕著になってる状況で、このグループが何年もTIFに挑戦し続けた背景を想像しながらあの15分を見るとやり続けることって大切だなと思いました。スカイステージで聴く3人の空想モーメント時代からやっているFantasiaがとても沁みました。

空想モーメント "Fantasia" @ 西野ゆりあ 卒業ライブ - YouTube

 

 

 

QUEENSに関しては今年の台風の目と言っても良いくらいの盛り上がりだったと思います。ボーイミーツガールで一つになる会場はまさに圧巻でした。今回のTIFのチェアマン長濱ねるさんのお墨付きという時点で既に注目されていたとは思いますがその期待以上の力強いパフォーマンスと確かな技量、2015年の大阪☆春夏秋冬を彷彿とさせた印象です。そこに作詞作曲等の制作の部分までもできてしまうという脅威の一面、今後が益々楽しみなグループです。

 

 

さて、今年から僕のTIFの回り方が明らかに変わったことそれはサンダルテレフォンという存在に出会ったという部分が何より大きいです。

 

サンダルテレフォンのTIF出場は今年で3回目です。一昨年に初出場、去年は映像、そして今年で3回目です。一昨年のTIFに出ていた頃の彼女達にまだ出会っていなかった為、実質今年が僕にとって初めて彼女達と過ごすTIFとなりました。

奇しくも先日メンバーの西脇朱音さんの卒業が発表されていた為、今回が4人との最初で最後のTIFとなりました。

 

僕にとってTIFは特別なイベントです。地方に住んでいた頃から毎年この日だけは唯一東京に出てきて、沢山の出会いと別れのあったイベントだったのでそれだけ今回見ることができて本当に良かったです。欲を言えば4人で立ってるスマイルガーデンが見たかったし、ホットステージが見たかった、争奪戦だって出て欲しかったし、出てたら絶対優勝すると思ってました、絶対優勝させてあげたいと思ってましたし、それくらい本気でこのグループを応援しています。このグループなら、この4人となら一番を取れると思ってました。だから本音はすごく悔しかったです。

 

だからこそ今回はこの一度きりの今年のTIFを目一杯楽しんでやろうという気持ちでステージを見ました。

 

 

まずスカイステージの彼女達、初めてのスカイステージに一昨年の衣装で現れるメンバー、目が悪くて細部までしっかりは見えませんでしたがそんな僕にもメンバーの髪型が当時に寄せていたりセットリストに「真夏の匂い」を入れていたり、2年前を見れなかったことをここで取り戻せたような気持ちと更にそれを上回る2年後の成長した彼女達の純粋なパフォーマンスで上書きされたとても良い思い出となりました。

セットリストとしては、「Follow You Follow Me」、「真夏の匂い」、「Step by Step」の3曲をしっかりと伝える形。どちらかと言えば激しく踊るというより彼女達をしっかり見てね、このTIFの雰囲気込みで楽しんでねという3曲だったので、お台場の青空バックにしっかり楽しませてもらいました。「Follow You Follow Me」に関してはMVのロケ地がお台場ということで天然のVJをバックにした気持ち良い環境、また、台風一過で青空が広がって10月でも最高気温が30度近くなる程のベストコンディションで聴く「真夏の匂い」はとても良かったです。

youtu.be

「Step by Step」に関してはもはや感無量でした。泣きそうになるのをグッと堪えて見てました。一個だけ欲を言うなら、飛んじゃダメなスカイステージだから仕方ないことですがメンバーと一緒に大ジャンプしたかったなという思いは拭えないですね笑楽しかった分野外の開放的な雰囲気で逆に動きを極端に制限されている環境は少し見づらさを感じてしまったのも事実で、その後のドールファクトリーでどうにか感情をぶつけたいなという気持ちになりました。

 

 

さて、小町まいさんのスマイルガーデンでの勇姿を見届けつつ向かったドールファクトリー、予想以上に入るのが大変で見れなかった方々もいるようなので、見れただけでも本当に感謝してます。

 

QUEENSさんが最高に温めてくれたフロアに登場するダルフォンメンバー、堂々と出てきた時の力強い表情が脳裏に焼き付いています。セットリストは「ワンダーランド(Kenichi Chiba Remix)」、「Magic All Night」、「コーリング」の3曲、途中サンダルテレフォンの真骨頂である繋ぎを入れた流れるようなパフォーマンスと夏芽ナツさんの真骨頂である心に刺さるMC&煽りで一旦しっかり惹きつけてからの最後の曲、まさにこれまでサンダルテレフォンがずっとやってきた形を15分に落とし込んでいて感動しました。このTIFでやった曲で唯一リミックスバージョンだった「ワンダーランド」、原曲もさるとこながらリミックスでもまた全く異なる表情の見える曲としてこの曲を持ってきた所に歌詞も含めて一貫した意思を感じました。

そこから繋がる「Magic All Night」、息をするのも忘れるくらいの先のスカイステージとは打って変わった激しいパフォーマンス、この二面性こそがサンダルテレフォンだと思いますし、両方でそれぞれの良さをしっかり伝えられるのが今の彼女達の強みかなと思います。僕にとって一番特別な存在である藤井エリカさん、彼女に本気で気持ちを伝えられる曲でもあるのでTIFでもこの曲が聴けて良かったです。

 

そしてTIF2021最後のサンダルテレフォンの曲と同時にサンダルテレフォン4人での最後のTIFとして締めくくる「コーリング」、正直僕が彼女達に出会って表題曲のリリースイベントで度肝を抜かれたあの時からこれまでで一番良かったです。

 

何が良かったのかは今ゆっくり考えてもはっきりは分かりませんが、とにかく気持ちが入っていた、キレも表情もフロアの雰囲気も場所も時も状況も、あの「コーリング」は一生忘れません。サンダルテレフォンのといえば…という曲は何曲もありますが4人がここにいたんだっていう強い想いを歌とダンスに込めているような気がして、曲から気迫さえ感じる気がして、気が付いたら今までにないくらい無我夢中で踊ってた気がします。終わった後でそれ以上何も聴きたくなくなってすぐに会場を出たTIFは初めてでした。

 

 

今年のTIFはサンダルテレフォンを見ることを一番に、配信の特典会も最初から最後まで見届けてサンダルテレフォンに全て捧げたTIFになりました。自分でもこんなTIFがあるんだなというのが率直な感想です。例年の様なほとんど一人で色々見たいグループを見たいように回るTIFとは違う、一番見たいものが同じ人達と回るTIFはとても楽しかったです。この人達と回るTIFがもう無いかもしれないと思って大事に1日過ごしたけど、やっぱり寂しいですね…。

 

正直来年のTIFがどうなるのか、どういう状況で開催されるのかも分かりませんし、何よりサンダルテレフォンがどういう形になっているのかも想像出来ません。今回のライブを超えて欲しい一方で思い出は絶対上書きしたくないそんな複雑な心境ですが、今は今できる最高のライブを見せてくれた彼女達にとても感謝しています。今年のTIFも最高でしたし、サンダルテレフォンがTIFでますます好きになりました。

 

f:id:meijii:20211003094213j:plain

f:id:meijii:20211003094223j:plain

f:id:meijii:20211003094236j:plain

f:id:meijii:20211003095726j:plain