アイドル楽曲大賞2020 〜個人的投票曲〜
今年もこの季節がやってきました!アイドル楽曲大賞2020
毎年のこの季節になると一年間のアイドルソングを振り返りその順位を決めるイベントそれがアイドル楽曲大賞2020
今年はどうなることかと思いましたが、このイベントはアイドル楽曲がそこに有る限り普遍ですね!
僕にとってのこのイベントは一年のアイドルソングを自分の中でしっかり振り返りまた他の方の好きな曲を聴きながら自分が聴き逃していた良い曲を見つけるような半ば一年に一度の年末の宝探し的位置づけです。
本イベントではメジャー・インディーズなど部門ごとに各人投票をすることができ、最終的な順位も出ます。各々一年に聴いた膨大な数のアイドル楽曲の中から数曲を選ぶのですからここで名前が上がるのは物凄いことなんです。
今年は時世の影響もあり現場以外でも配信等を通じてアイドルソングに出会えたので、完全に独断と偏見ありありですが、自分的今年の楽曲大賞を紹介したいと思います!(+αもあります)
【インディーズ/地方アイドル楽曲部門】
1.『Magic All Night』
サンダルテレフォン
作詞:ちばけんいち 作曲:ちばけんいち
今年1番衝撃を受けた曲です。
サンダルテレフォンの音楽性を確固たるものにした一曲だと思います。いわゆるハロプロチックさも有り、見る人の心を会場で鷲掴みにし、一緒に踊りたくなる様なサンダルテレフォンのキラーチューンだと認識しています。かく言う自分もこの曲でこのグループへの想いが確信に変わりました。
そもそもサンダルテレフォンの前身グループとして『終演後物販』、『終演後物販卍』というメロコア曲主体の時期がありました。そこから転換点としてまず「真夏の匂い」、「コーリング」という曲が出ています。ただその時期についてはまだ曲数はそれだけでは勿論少なく前身のメロコア曲を含めたライブを行っていました。グループの音楽性が移行している時期なので正直自分もまだ探り探りの状態で見守っていた印象があります。その後、この曲が出た際にこのグループは間違いないという確信に変わったのを鮮明に覚えています。そういう部分も含めて今回は楽曲大賞に入れさせていただきました。ぶっちぎりの一位です。
現在この曲はバブル感増々でリミックスバージョンとして新たに生まれ変わったりもしているので、そちらも合わせて楽しむことが出来ます。
2.『呻吟 in the rain』
WEAR
作詞:O-ant. 作曲:竹内亮太郎
今年9月に解散してしまったぅぇぁ。新体制としての活動の前より出す曲がどれも素晴らしかったのですが、この曲の出だしの勢いがまさにこのグループの曲の真骨頂であったと思います。
調べてみるとハウプトハルモニーというグループで披露されていたが音源化には至っていなかった曲のようで、そんな事実も知らなかったのですが完全にWEARの曲としてしっかり存在感がりますね。
曲の良さは間違いありませんが、色々と大変な部分の多かった部分を考えるとこの曲がこうしてCDとして世に出ているということ自体が有難いと思いますし、後世までしっかり残っていってほしい曲だなと思います。
3.『弾頭少女』
るん
作詞:るん、ANDW 作曲:ANDW
福岡を拠点に活動している彼女。最近は東京でも活動の機会が増えたものの、事務所を出て今はフリーということ。コロナの影響を受け、この曲もまだライブで披露されたことはありません。
福岡のアイドル界隈では着実にそのカリスマ性でしっかりとファンを味方につけ、日々彼女なりの活動を行なっています。そんな彼女の歌うこの曲はその歌声は勿論のこと小さい体でダイナミックに踊る彼女のダンスまで透けて見えてくるようなアッパーソングで非常に元気になる一曲です。しっかりこぶしも効いていますね!また作詞の才も感じます。
いつの日かこの曲をライブで見れる日が来ますように。
4.『ノンフィクション』
NELN
作詞:Chiori Morioka 作曲:Shinnosuke Nakasone & arisa oomori
これぞNELNだ!というような一曲。夏の暑さと少しの切なさのようなものが、個の歌声をしっかり伝えるこのグループの音楽の作り方と非常にマッチしているように思います。
ライブでは体を横に揺らすだけ振り付けで、なんともゆったりしたステージを見ることができるので、歌声に耳を澄ませて聴きたい一曲です。
どこか懐かしいサウンドに合わせて、夏休みを楽しんでいるような非日常感をここまで曲と歌声で表現出来るのは、製作陣のセンスとメンバーの特徴的な声に依るところが大きいと思います。
5.『MELTY MELTY LOVE』
平日管理委員会 from 狂い咲けセンターロード
作詞:ライク 作曲:りょぴち macell
ライブ会場や三十六房というような特殊な場所でしか手に入れられないCD-Rをしばしば出す彼女達。どの曲も素晴らしいので半ばジャケ買いのような形で自分もこの一枚を購入しました。曲も聴かずに買った一枚がこんなに素晴らしいことがあるのかと感動した記憶があります。
チョコレートのCMにこのまま使われても何ら不思議じゃないほど甘酸っぱい、ついつい脳内で再生されてしまうようなメロディーです。
【メジャーアイドル楽曲部門】
1.『ダンスインザライン 』
真っ白なキャンバス
作詞 : mimimy 作曲:古屋葵
カップリングとして収録されているこの曲。体制が変わり続けている真っ白なキャンバスですが、思わず唸ってしまうほど根っこの音楽そのものが変わっていないと感じることができる一曲です。
何と言っても特徴的なのはそのイントロ部分。初めて聴いた時はこんなイントロがあっていいのか…と思うほどイントロという概念そのものから覆されました。普通なら17秒辺りから始まるはずなんです。今年と言わず今で聴いてきたアイドルソングの中でもぶっちぎりでカッコいいと思うイントロから始まる攻め攻めの白キャンの魅力に溢れる曲です。
2.『モラトリアムアクアリウム』
meme tokyo.
作詞 : 海猫沢めろん 作曲:中村瑛彦
事務所はでんぱ組と同じディアステージということで、サブカルチックな雰囲気もありつつ曲は完全にカッコ良さとクールさを全面に押し出している印象です。
オシャレとカッコ良さをここまでメジャー感を出しながら表現できたグループがいるのでしょうか。一方で短髪イケメン風のRITOさんを筆頭に、ステージを降りると非常に全員謙虚な様子も伺われ、メンバーの内面もしっかりと気になる要素のあるグループです。
3.『清濁あわせていただくにゃー』
わーすた
作詞・作曲 : 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
可愛い路線を貫く彼女達が満を辞してロックとアイドルを掛け合わせて世界を見据えているような一曲。作詞作曲に田淵智也さんを(UNISON SQUARE GARDEN)を器用しています。
因みに清濁併せ呑むとは、心が広く善でも悪でも分け隔てなく受け入れる度量の大きいことのたとえ だそう。そこに猫というモチーフを掛け合わせて歌詞にすることで彼女達らしさの溢れる曲になっています。グループ名をしっかり曲中に入れているということで勝負曲ぽさも感じます。これはもう完全にメジャーアイドルの風格です。
4.『約束の続き』
Appare!
作詞:堀江晶太、作曲:NOBE
自粛期間が続くことで多くのアイドルがその影響を受けていると思いますが、このグループはそれまでの良い面を大きく残すことで現場の盛り上がりに頼らず、元々の曲の良さを最大限に生かす方向に上手く方向を変えていったなという印象です。
この曲は作詞作曲がベイビーレイズJAPANでお馴染みのお二人で曲も確かにその面影を感じます。しかしメンバーの歌声メリハリがありメンバーごとに全く声の違う彼女達が歌うと全く新しい曲に感じます。特に冒頭の朝比奈さんの「踏み出した一歩 強く吹けよ追い風」の力強い歌声が一曲の雰囲気をしっかり伝えています。
5.『顔面ファラウェイ』
作詞・作曲:眉村ちあき
今年に入り自粛の影響をしっかり受けてしまった眉村ちあきさん。その影響で逆に曲を生み出し続けた彼女。彼女は逆境の中で物凄い力を出すタイプなので、例に漏れず今年も良曲リリースのオンパレードでした。
今年はそんな中で一曲だけ選ぶのが難しかったですが中でもこの曲は限りなく売れ線の曲の要素を含んだものになっていると思います。普通は狙って売れ線なんて出来るものじゃありませんがそれをできてしまうのが彼女の凄い所。
メジャーというステージに上がることでこれまでとはまた人気や実力の違う人達との共演を日々行う彼女、その都度リスペクトを忘れず、自分の楽曲にも相手方から学んだ良さをどんどん取り入れていくからこそ常に彼女が作る楽曲は変わり続けて進化し続けます。
【アルバム部門】
1.『Step by Step』
サンダルテレフォン
今年聞いたアルバムの中ではぶっちぎりの1位です。
自分自身今までで一番買ったアルバムですし、その分沢山聴いて、他の方にも絶対に薦めたい一枚です。アイドル史に残るというよりもはや日本の音楽史に残る傑作と言っても良いくらいですね。
このグループの始まりの曲で名刺代わりの「コーリング」から始まり、今回楽曲大賞に入れさせていただいた「Magic All Night」と続きます。そして3曲目には本アルバムで新たに追加された「Step by Step」が収録されております。アルバムタイトルにもなっているこの曲がまた素晴らしい出来になっており、音の作り、曲の展開、サビの盛り上がり含めてまさにアルバムを代表する最高の一曲です。この時点でもう昇天レベルですが、更に怒涛の如く曲が続きます。正直どの曲が楽曲大賞に選ばれてもおかしくないレベルで間違いないです。そして最後にこちらもアルバムで新たに収録された「Shape the Future」でしっかりこれまで感謝と道のり、これからの躍進を期待させて終わります。
全ての曲でもっと沢山書き綴りたい気持ちもありますが、まずは曲を聴いてほしいですし、絶対に良いのは間違いないのでまだ聴いてないという方がいたら素直に騙されて聴いてみて下さい!
2.『SATORI PIONEER』
SATORI MONSTER
全曲を通して一貫した非常にエモいサウンドとか歌詞が印象的なアルバムです。
個人的には去年の楽曲大賞にて『カナビス』というグループのアルバムに投票させてもらいましたが、その時の作詞作曲者のメンツがここでも曲を作っており、そういう意味ではグループの垣根を越えても好きな制作陣が揃っているなという印象です。
現体制での彼女達のステージは常に楽しそうで見ているこちらも楽しい気持ちになります。楽しい曲からこのアルバムに収録されているようなエモめの曲まで様々な顔を見れるのがこのグループの良さでもあると思います。
3.『buGG PANiC (TypeA)』
buGG
これまで体制を様々に変えてきたbuGGさん、もちろん全身グループやそこから続けているメンバーさんもいますが、このアルバムを出しているタイミングでグループの雰囲気は過去からここまでで一番良い状態のようにはたから見ていて思います。
グループとしてアイドル業界内でのポジションをしっかり把握したかの様な勢いと、何よりメンバーさんがとてもいイキイキとしていて楽しそうなステージをしているのが印象的です。
曲に関しては全曲とても親しみやすくライブで聴いてもしっかり全曲把握できるような素直な曲調と踊れる振り付けも良いです。
個人的にはThe beginningという曲の歌詞がものすごく好きで、何回だってリスタートしてやる!って気持ちになれる素晴らしい一曲だと思います。
【推し箱部門】
サンダルテレフォン
これまで何年も同じグループを毎回選んでいましたがついに推し箱が変わりました。
今年1年は本当にこのグループにお世話になりました。どんなグループか、簡単にメンバーの紹介だけさせていただきます。
まず左から藤井エリカさん。髪の毛が明るく見た目はギャルっぽく見えるようですが、内面はとても優しく品があり落ち着きのある子です。懐に入り込むのがとにかく上手でファンへの感謝を常に感じます。話してみるととても楽しく可愛らしいタイプです。落ち着いた低音で耳に優しい歌声とライブ中のとびきりの笑顔は必見です。
次は小町まいさん。圧倒的センターの出で立ちで見る人の心を鷲掴みにするタイプです。パフォーマンスに余裕があるのでライブごとの変化が楽しめると思います。天才的な感覚を持ち合わせていると感じますが、それはステージを降りてもたまに垣間見得たりします。何気ない言葉のチョイスや、不意のぼやきや動き、趣味にいたるところまで節々に独特のセンスを感じます。
次は夏芽ナツさん。リーダー的ポジションと己の過去の経験から常にパフォーマンスやメンバーの魅せ方に対して客観の視点を持っているタイプ。ファンが今何を望んでいるのかをしっかり察して対応してくれます。人の気持ちがすこぶる分かる子です。パフォーマンスはダンスをゴリゴリに魅せていく形でとにかくキレがすごい。フリーのトークになった時の彼女のエピソードトークの面白さはピカイチです。
最後は西脇朱音さん。見た目はいわゆる一番アイドルアイドルしていますが、頭の回転が早く喋りとキレのあるトークが出来るタイプです。歌、ダンス等々パフォーマンス全体を通してしっかり自分の色を出すのが上手で、その存在感で沢山のオタクを沼にはめています。少し話すぎてしまう部分はありますがトークは彼女の武器であり、口癖など細かな部分も注目するととても楽しいです。「ンゴ」「ソ!」「トオモイマース」は今年の俺的流行語大賞トップスリーです。
以上!
今年は完全に自分はサンダルテレフォンの年になりました!
このグループに出会えて本当に本当に良かった!まだライブ見たことない方もとりあえず一回見てみてください!レスも曲も凄いし絶対に間違いないので!
【番外編】今年私が個人的に気になった曲セレクト30曲です!!ぜひ聴いてみて下さい!
1.『MyDearDarlin'』Dok iDoki ロングバケーション!!!(未音源化)
コロナ下でデビューした後、ライブが出来ない影響を恐らく最もと言って良いほど受けたグループの一つだと思います。そんな長い長い自粛期間の内容に通づる様な一曲となっており、僕自身もこの映像を見てからライブでこの曲を聴くまでものすごく長い時間がかかったからこそ思い入れがあり沢山救われた1曲でもあります。
2.『Enjoy!』Yes Happy!(未音源化)
こっそりとおは朝オーディションに出していたというこの曲。結果的にはダメだったようですがせっかくなのでみんなに見てということでyoutube上にMVだけ公開されています。この曲を朝から聴いてハッピーな気持ちで休日を過ごすのは結構オススメです。良い一日になりそうですね。
3.『もうわたしを好きになってる君へ』リルネード
作詞作曲編曲がヤマモトショウさんということですので間違いないやつです。冒頭からサビ、終わりまでまさに超アイドル楽曲という感じで、耳にも残ってしまうやつです。3人のバランスとこの王道的なアイドル感で次世代のアイドルとして既に頭角を表し始めています。
4.『 I My ME MySELF』竹内アンナ
アイドルかどうかはさておいて、ソロのシンガーソングライターとしては異彩を放っています。英語の歌詞のハマり方が異常です。抜群のセンスを感じざるを得ません。この曲は崎山蒼志さんがエレキギターで参加しており、クリエイティブ面でも力を入れているようです。今後も注目していきたい存在です。
5.『シャララ』ごいちー
作編曲はクマロボさん。カナビスへの曲提供もされている方。小さな体から想像できないほど力強く綺麗な歌声。晴れた日に野外で風を感じながら聴きたい1曲です。この曲が収録されたアルバム「Shining Wonderland 」も全曲良いので絶対聴いてほしい一枚です。
6.『ないしょとーく』tipToe.
願わくばtipToe.旧体制のこの曲をもう少し聴いていたかったなという想いは拭えませんが、それにしても彼女達の優しい声質を最大限に引き出すこの曲調と甘酸っぱい歌詞、こんなのアイドルに歌われたらもう反則ですね…。
7.『あまあま』美味しい曖昧
メンバーの名前も、曲の方向性もしっかりグループ名になぞらえている辺りの一貫性と潔さがとても好印象。曲についてはアイドルという枠組みの中でもしっかりとした邦楽ロックサウンドになっており、アイドルファンもそうでない方も好きになってしまう一曲だと思います。
8.『初恋ペダル』nuance
いわゆる横浜のご当地アイドルのクオリティーはもうとっくに超えてしまってます。少しのご当地感と、この歌謡曲のような懐かしさが絶妙なバランスで混じり合っていて、今にも初恋をペダルを回し出してしまいそうです。
9.『ハローハロー』Ringwanderung
今アイドル界の中でぐんぐんと知名度を上げてきている彼女達。見る方々がしきりに褒めるのがそのパフォーマンスのレベルの高さ。抜群の歌唱力はライブで見ると圧巻です。コロナ下でも実力が伴って今年人気と知名度が急上昇したアイドルさんです。
10. 『夏が嫌い』くぴぽ
タカユキカトーさんの作曲とくぴぽのリーダーまきちゃんが共同作詞したこの曲。クピポが今年出したアルバムにも収録されていますが存在感が良い意味で異質。懐かしく切ない気持ちになれる一曲だと思います。正直、ボール投げ合ってバットで殴り合う激しすぎるライブとのギャップが凄すぎます。
コバヤシユウジさんと宮田'レフティ'リョウさんによる共作によるこの曲、前者はHKT48 デビューシングル「スキ!スキ!スキップ」など様々なアイドル楽曲を生んでいる方で、この曲についてもサビを聴けば一発で覚えられるような疾走感と王道感があります。
12.『illuminations』Suzuriha
今年買ったライブ会場でのCD音源の中でも群を抜くクオリティーの高さ。『普遍的で時代に流されない本物の音楽”をテーマに、ピアノ、ストリングス、バンドサウンドを主軸とした”Classic Sweet”な楽曲を展開』しているようです。メンバーのユニゾンも非常に魅力的です。
13.『ジンセーアイラビュー』#f606
知名度的にはまだまだなグループだと思いますが曲に関してはしっかりと作り込んでいるようで、自分もライブ会場でこの曲を初めて聴いた時に自然に体がノッてしまったのを覚えています。作詞はメンバーの鰐井ういさんとなっています。今後動向を注目していきたいグループです。
14.『真っ白片思い』CROWN POP
作詞・作曲・編曲はアイドルネッサンスの曲の編曲をしていたイイジマケンさん。ゲレンデで聴きたい一曲です。サビの”K点越えてキミの胸に飛び込む”などのスキーになぞらえた歌詞のチョイスもまた絶妙だと思います。
15.『6 RESPECT』バンドじゃないもん! MAXX NAKAYOSHI
コロナ下においても自分たちの活動をしっかり続け、更に色を出し続ける彼女たちの姿に感銘すら受けるこの曲。活動歴も長いですがここにきて改めてもう一度自分たちの紹介曲を作り、リモートでのMVとして完成させるこの姿勢にはアイドル界も捨てたもんじゃないと思わざるをえません。
16.『水平線』notall
6人体制第一弾の楽曲。初披露は2019年12月16日となります。待望のデジタルリリースということでファンにとっては非常に思い入れのある一曲になっているのではと思います。彼女たちの過去と未来を歌う爽やかなポップチューンです。
17.『ベランダから始めるセカイセイフク』われらがプワプワプーワプワ
誰が聴いたって良い!と言えるようなこの曲。ディスコファンク調で楽曲好きなアイドルオタクもざわつく一曲。作曲者の四市田雲豹さんは他に私立恵比寿中学の「明日もきっと70点」等も提供されている方になります。
18.『夏で待ってて』シバノソウ
夏の終わりを感じる一曲。この曲に関してはMVと共に聴きたいくらいの世界観の伝わるMVの出来だと思います。夏で待っててという言葉のチョイスのような細やかな部分に関してもなるほどと思える部分があり、歌詞にも注目な1曲だと思います。
19.『Spica』NEO JAPONISM
ステージから力強い歌とパフォーマンスで元気を届ける彼女達。そんな姿勢を代弁するような一曲。体制が変わり一人一人の個が際立つグループに成長したように思うと同時に歌というものをしっかり伝えるハイレベルな歌唱やダンスにも注目していきたいグループです。
20.『アクアソニック』アクアノート
毎年このブログ内では登場している作曲者の多田慎也さん。今回も満を辞しての登場です。今年は携わるグループの解散等があり、聴ける機会が少なくなっていたように思いますが、この曲を聴くとやはり多田慎也さん流石だなという感想を持たざるをえません。
21.『わたしたちの地図』SAKA-SAMA
脱力系からこの曲のようなアッパーな曲を歌ったりと曲によって様々な表情を見せる彼女達、この曲は佐々木喫茶さんの作曲です。イントロが流れた瞬間に佐々木喫茶さんをご存知の方はガッツポーズをするような曲なのではないでしょうか。
22.『フィルム』Lily of the valley
MVと合わせて見てもらいたい一曲。写ルンですに収めた写真で2年間の軌跡を追うような構成となっています。むしろこの写真をより良く届ける為の曲なのではないかと思えるような歌詞になっているのがアイドルソングとしては珍しい印象です。
23.『水生』CYNHN
新体制初のシングル。デビュー当初からグループ名の由来である青というモチーフ全面に押し出して活動を続けている彼女達。今作はついにここまできたかと思わせるような曲の一貫した世界観もあり、一際青い輝きを放っている曲であると思います。
24.『青春“サブリミナル”』 =LOVE
1年の休止を経てエースの髙松瞳さんが復帰し12人全員が揃った8thシングル。髙松さんの歌声はやはり無くてはなりません。個人的にはこの曲では一際野口衣織さんの歌唱力が目立っている気がして「空の色が変わっていく 彩度が上がる」の部分をリピートしてしまいます。
25.『#ゴゴゴゴゴ』夢みるアドレセンス
「ゆえになんかしたくなる」とか「ゆえにドーナツ欲する」みたいな歌詞のチョイスが面白く、夢みるアドレセンスっぽいキャッチーさが詰まった一曲だと思います。ちなみにこの曲は、5(ゴ)月5(ゴ)日 午後(ゴゴ)にMV解禁と配信スタートをしたようです。
26.『S.W.!.C.H』SW!CH
様々な楽曲を歌っている中でも一際存在感のあるこの曲、フェアラブっぽいと言って分かる方がどれぐらいいるでしょうか。彼女達はディスクユニオンの自社制作マネージメント部門から初のアイドルグループとしてデビューしたということで納得のクオリティーです。
27.『好きだよ・・・』RYUTist
シンプルな歌詞ゆえにメロディーの良さが際立つ一曲。「好きだよ・・・」 の繰り返しから始まり、「こんなに・・・」を挟みつつ、「好きだよ・・・」を繰り返す形は他のアイドルが歌えば重たいだけの歌詞ですがRYUTistのバックグラウンドがあると深みのある曲になってしまうので驚きです。
28.『週刊少年少女アイドル』虹のコンキスタドール
いわゆる虹コンの夏曲として今年の夏に出た『サマーとはキミと私なりっ!!』のカップリングに収録された隠れた良曲。メンバーの力強いこぶしの効いた歌唱が印象的で、ベースが気持ちのいい超絶ファンキーな楽曲です。
29.『残像リグレット』ちぇみー
2020年5月31日のライブをもって解散してしまった彼女達。曲に関してはザ王道のアイドル楽曲という感じです。今はMVも見れなくなってしまっており残像すらもありませんが、曲はこうして聴けるので音楽だけはしっかり残っていってほしいなと思います。
30.『RF』武藤彩未
武藤彩未さんの24歳の誕生日である日に配信されたこの曲。ジャケットにも24が隠されています。新しく成長した姿で満を辞して復活した彼女。この曲はレトロポップですが正直彼女が復活してからの楽曲はどれも最高ですし、この曲は最後まで楽曲大賞の5曲に入れるか悩んだほど今年聴き込んだ素晴らしい1曲です。
以上!いかがでしたでしょうか?
今年は例年とは全く違うアイドルソングの楽しみ方をした方が多かったと思います。
こういう状況下だからこそ家にこもってひたすらアイドルソングを聴いてみるなんて時間もありなのではと思います。
アイドルさん達も変わらず、もしくは逆に沢山の曲を出してくれている現状に感謝しながら、アイドル文化を楽しんでいきたいですね!
年末のアイドル楽曲大賞2020の結果はどうなるのでしょうか!
そしてまた来年も非常に楽しみです!!